二人の挑戦が示す、提案型協力隊のリアル|福島県玉川村地域おこし協力隊募集

玉川村には、まだ形になっていない「可能性」があります。
それを見つけ、磨き、事業として動かしていく人を募集します。

今回の「提案型(フリーミッション)隊員」は、あらかじめ行政の用意したミッションとは違い、業務内容が細かく決まっているポジションではありません。
あなた自身の特性や経験を活かし、村内で新たな取り組みを構想し、実践していただきます。

任されるのは、自由ではなく「裁量と責任」です。

対象となる取り組みは、次のいずれかに該当するものとします。

① 地域おこし、地域活性化に資する活動
② 新たな産業の創出や地域産業の活性化に資する活動
③ 地域資源の発掘及び振興に関する活動
④ 地域イベント等への協力及び情報発信活動
⑤ その他、村に新たな価値を生み出す取り組み

例えば、こんな提案も考えられます

・村の特産品を活用したキッチンカー事業の展開
・実験圃場を活かした農業体験プログラムの提供
・観光や文化振興を軸とした体験型イベントの企画運営
・地域資源を活用した新商品の開発
・外部人材や関係人口を巻き込むプロジェクトの立ち上げ

これらは一例に過ぎません。
「なぜそれを玉川村で行うのか」を説明して玉川村に新たな風を吹き込んでいってほしいです。

求めるのは構想力と実行力

応募時には、事業プランの提出を求めます。

・目的と背景
・対象とする地域課題
・具体的な実施方法
・三年間のロードマップ
・想定される成果
・地域への波及効果

三年間という限られた任期の中で、何を実現し、何を残すのか。
その道筋を示してください。

そんな「提案型(フリーミッション)」で活動する現役隊員2人に話を聞きました。

現役フリーミッション隊員の話①「観光と伝統芸能」

※画像はイメージです。

1 なぜフリーミッション隊員として応募しようと思ったのですか。

自分が持っている資格や能力を、地域おこしに活かしたいと考えたからです。

既存の募集ミッションには含まれていない分野であり、玉川村内でもこれまでにない新しい事業内容だったことも大きな理由です。自分の経験をそのまま地域に投げ込み、形にできるのではないかと感じ、応募を決めました。

2 応募時にどのような事業プランを描いていましたか。

卒隊後は玉川村で旅行業登録を行い、村内および石川郡地域の旅行商品の開発や旅行業務に携わることを目標にしています。そのため、活動期間中に玉川村の観光資源や文化への理解を深め、観光体験の創作や観光ツアーの実施などを通して、旅行業務の実務経験を積むことをミッションとして掲げました。単なる観光案内ではなく、体験を設計できる人材になることを意識して取り組んでいます。

3 実際に活動を始めてから、想定と違った点は何でしたか。

これまでは雇用され、指示された業務を行う立場でしたが、協力隊では自分で目標を設定し、活動内容を組み立てていく必要があります。何をいつまでに行うのか、次のアクションは何かを明確にしておかなければ、活動は前に進まないと実感しました。

また、自分一人では解決できない課題に直面することもあります。そのような時には、他の協力隊や役場の方、村内の事業者、村民の皆さんに相談し、支援をいただきながら進めてきました。周囲には助けてくださる方が多くいることを、活動を通して強く感じています。

4 これまでに実現できた成果や手応えを教えてください。

地域の方々や他の協力隊と連携することで、単なる観光ではなく「その人がいるからこそ体験できる」コンテンツを組み込んだツアーを実施できるようになりました。村民との交流を取り入れることで、玉川村ならではの特別性を持つツアーづくりにつながり、今後も継続していきたいと考えています。

また、伝統芸能で使用される楽器や遺跡から出土した資料にまつわるストーリーを活用し、篠笛製作を体験型コンテンツとしてイベントに定着させることができました。活動を重ねる中で村内での認知も広がり、笛作りの依頼を受ける機会も増えています。

さらに、村内の伝統文化保存会にも継続して参加することで、今では会にとって欠かせない存在の一人になりました。地域の中で役割を持てていることは、大きな手応えの一つです。

5 これから挑戦する人に、どんな覚悟や姿勢を伝えたいですか。

移住する以上、その土地の文化や組織、ルールを知ろうとする姿勢を忘れないことが大切だと思います。地域を理解しようとする気持ちがあれば、村民の皆さんも応援してくださいます。

※画像はイメージです。

現役フリーミッション隊員の話「農体験と大学連携」

※画像はイメージです。

1 なぜフリーミッション隊員として応募しようと思ったのですか。

もともとは農業支援系のミッションで入隊を考えていましたが、構想を練り直す中で、農業にとどまらず、より広い活動展開ができるフリーミッションに可能性を感じました。さまざまな人と関われる余白があることに魅力を感じ応募しました。

2 応募時にどのような事業プランを描いていましたか。

農業体験および自然体験などのグリーンツーリズムの促進、

耕作放棄地の改善、

そして玉川大学との連携

の三本柱で構想していました。

特に玉川大学との連携については、自身が同大学出身であり、大学での経験が協力隊応募のきっかけでもあったため、重点的に取り組みたい分野として位置づけていました。

3 実際に活動を始めてから、想定と違った点は何でしたか。

活動期間中は収益事業を前提とした活動ができない点は、入隊後に初めて知りました。当初は三年間で徐々に収益化し、卒隊時に独立する構想でしたが、制度上の整理が必要であることを学びました。

また、当初は村外からの観光客を主対象としていましたが、活動を通じて、まずは村の子どもたちや地域住民に自然体験を届けたいという思いへと変化しました。結果として、村内および近隣地域向けへと方向転換しました。

4 これまでに実現できた成果や手応えを教えてください。

農業体験では、yodegの体験農園を活用し、参加者から「リフレッシュになった」「農業への理解が深まった」といった声をいただきました。

自然体験では、子どもたちから「普段自然に囲まれているのに、ちゃんと見ていなかったことに気づいた」との声もあり、自然と向き合う機会を提供できた手応えがあります。

玉川大学との連携では、令和7年度企画政策課主導のふるさとミライカレッジ事業(農業部門)において、農学部との連携ファシリテーターとして関与し、連携強化に寄与することができました。今後の継続的な連携の見込みも立っています。

さらに、他の協力隊と連携し、里山整備や養蜂事業の推進にも取り組んでいます。

5 これから挑戦する人に、どんな覚悟や姿勢を伝えたいですか。

やりたいと思ったことは、やってみること。
実践して初めて見える課題や改善点があります。

玉川村は、地域おこし協力隊の挑戦を本気で支えてくれる村です。
迷っているなら、まずは飛び込んでみてください。

※画像はイメージです。

詳しくは募集要項を確認

【玉川村】

福島県の中南部に位置する玉川村は、人口約6,000人弱の自然豊かな村です。
阿武隈山地の西斜面と阿武隈川東岸の平坦地からなり、四季折々の美しい景観が広がっています。

村の最大の特徴は、その抜群の交通アクセス。
東北自動車道と繋がるあぶくま高原道路が村内を通り、玉川ICを有しています。
さらに福島県の空の玄関口である福島空港があり、札幌(新千歳空港)や大阪(伊丹空港)への直行便が就航。
東京からは230km、車で約3時間、新幹線利用なら郡山駅経由で約2時間と、首都圏からも好アクセスです。

 「田舎なのに意外と便利」—それが玉川村の魅力。
豊かな自然と利便性が共存する、まさに理想的な田舎暮らしが実現できる環境です。

【アクセス】

【列車】

  • 東北新幹線で東京→ 郡山 (95分)、JR水郡線で郡山→ 泉郷駅 (35分)

【車】

  • 東京-(120分)→ 矢吹IC -(10分)→ 玉川

【バス】

  • バスタ新宿-(222分)→ 須賀川-(30分)→ 玉川

【飛行機】

  • 大阪(伊丹空港)→福島空港(約70分)
  • 札幌(新千歳空港)→福島空港(約95分)

福島県内主要都市(郡山市、いわき市、白河市)へも1時間程度でアクセス可能です。